先日、『マクドナルド・デートでやるべき男性の行動』という、脳に虫が湧いたような記事を見つけて、びっくりした次第です。やっぱり炎上してましたけどね。

「女子のためにナプキンを20枚ぐらいとっておく」という恐ろしい行動や「キスのタイミングはいつ?」などの思わずポカーンとなるような記述がありました。 あまりに気持ち悪いんでリンクも貼らないことにします。

えーとね、デートで行く店の選択肢でハンバーガーショップはありえないんですよ。

マックじゃなくてモスバーガーやバーガーキングならいいということでもありません。

恋愛倦怠期にさしかかったカップルで「昼飯何にする?」「うーん、マックでいいや」みたいな一連の流れの選択でしかありえない。

女子はデートであれば、それはいつものメイクではなく、きちんと準備したデート用のメイクをするものです。

それを何でハンバーガーをでかい口を開けて口周りを汚さないといけないのか?

というわけで、長年キャバ嬢さんと同伴・店外で色々なものを食してきて、今でも週末には外食ランチをかかさない私が、デートで行くべき店と避ける店を 語ります。

なお、これから書くことは同伴で行くべき店とは無関係の普通のカップルを想定しています。

回転寿司はありえない

寿司とてんぷらは出されたらすぐに食べないと味が落ちるので会話が弾まずデートに向かない、と以前書いたけど、 回転寿司なら好きなタイミングで頼めるからいいのか?とも思うでしょうが、よくある一皿一律○百円の回転寿司はほぼありえません。

一皿一律○百円ということで採算をとるには色々とコストダウンをしなければなりません。どういうことをしているかというと

・酢飯を店内で炊いていない、もしくは炊いていても回数が少ない。
→冷凍の酢飯を仕入れて解凍して寿司ロボットで握っている。後はバイトがネタをのせてるだけ。 もしくは炊いていても一回にドカンと大量に炊く。当然遅い時間帯は乾いた米になっている。ちゃんとした店は一日に数回酢飯を炊く。 なんだかんだで寿司はやっぱりシャリ。人肌が基本。

・ねぎとろ巻きは偽造マグロもどき
→マグロに食用油や添加物を入れることでトロに似せた味が出せる。本来捨てるクズの部分を合成しているものもある。ねぎとろ巻、トロたく巻には注意。

・握っていない
→寿司ロボットで握って、バイトがネタをのせているだけ。もう一度バイトが握るとまた違うんだけど、さぼってる場合もある。

実は私の住んでいる札幌で、この手の有名回転寿司チェーンさんはどんどん撤退していってます。

新鮮な魚が手に入りやすい札幌の回転寿司のレベルは相当高いので、色々とコストダウンしないといけない回転寿司チェーンは苦戦すること必至。

だいたい、札幌で流行っている店は「レールのない回らない大型・中型店舗」で、職人さんが目の前でちゃんと一貫ずつ握ってくれますし、 昆布森産生カキとか根室産サンマとか産地の表示もしています。ホタテだって貝から外してさばいているところを 見ることができます。これが某回転寿司チェーンだと冷凍モノの貝柱だけを仕入れて横にスライスして(この方が枚数を稼げる)水分 が飛んじゃったひどいものが出てきます。

ここで『四季 花まる すすきの店』を見てみましょう。
寿司

お好み(自分で選べる)寿司8貫(玉子付き)、天ぷら、温かいそば、小鉢4種、茶碗蒸し、椀、食後に少量のデザートで1,500円のランチです。札幌はこういうレベルです。 醤油さしを見てください。これが某大手チェーンだと妙にデカくて時折バカッターでチュウチュウしてる奴なんか出てきますがいつまで使ってるの?って問題が出てきます。

あとずっと気になってるんだけど、誰もが知ってるマグロが有名の回らない某有名寿司屋がすすきのにあるんだけど、 いつも職人さんと思われる人が玄関入り口前の道路で客引きみたいなことしてるんだよね。

ただでさえ車が多くホコリが舞う人通りの多い場所にあるのに、あの人まさか寿司握らないよね? もしそうだとしたら衛生面をどう考えているのだろう?だから私はどんなに有名でも一回も行ったことがないですしこれからも行きません。

というか普通の寿司屋のランチで1000円以下で出してる店なんていっぱいあるのになぜわざわざ回転寿司って思っちゃう。

ファミレスはありえない

但し、ロイヤルホストのように店内調理にこだわっている店を除く。

ファミレスでよくありがちなのが「生焼けハンバーグ」です。カットすると中が赤くて火が通っていないレアのやつですね。

牛でも鶏でも豚でも肉の場合、色々な菌がついています。

鶏や豚はよく焼けといいます。牛肉にも大腸菌がいますが、表面につくだけで焼くと大腸菌が死ぬのでレアや中がまだ赤くても食べることは出来ます。

けれど、ひき肉にしちゃうと表面についている大腸菌が中に入っちゃう可能性があります。

だから大腸菌の少ない赤身の肉を食べさせるような極僅かな赤身牛を除き「生焼けハンバーグ」などはありえません。

おそらくですが、「肉以外の添加物」を混ぜて成型した冷凍肉なのかもしれません。わざと濃い目のソースで提供している場合は要注意です。

それに一部のファミレスではサラダやつけあわせの野菜は中国からの輸入、米は古米というひどい有様です。 というか居酒屋でもファミレスでも野菜は中国から輸入して工場で切って消毒液で洗浄して運んできた「カット野菜」がほとんどです。 そんなもの食えません。実は日本に輸入されている野菜の半分以上は中国産であり、輸入野菜のうち95%は外食で使用されています。 そういう野菜がどこで使われているかだいたいわかりますよね?

居酒屋チェーンはありえない

えーとね、今の居酒屋さんのウリって1時間飲み放題980円プランとかなんですよ。単純に安売り競争です。 なんでこうなったかというと居酒屋という形態自体が流行らないんですね。昨今、お酒を飲む若者も減ってますし、仕事帰りに 上司と部下が一緒に酒を飲むという習慣もなくなってきています。

今流行っている店はステーキ専門店とかオムライス専門店とか何かに特化したものです。それが居酒屋だと何がウリだか よくわかんないんです。

それで安売りを始めちゃったんですね。それでも商売を成立させるために「労働力のダンピング」でコストダウンをしています。店長以外はみんなアルバイト、パートとかね。 そして店長は滅茶苦茶労働時間が長かったりする。下手すると店長でさえ契約社員というケースもあるんです。某牛丼屋チェーンがそうだったりします。

いわゆるブラック企業です。

そんな世の中のためにならないものは潰れてもらいましょう。

チェーン店でもウマイ店

おいしいモノをお客さんに食べてもらおう、喜んでもらおうという姿勢が、まったく感じられない店に女性を連れて行って不機嫌に なられてはたまりません

おいしいモノを彼女に食べてもらって喜んでもらおうという気持ちはとっても大切。 けれどデートでも毎回豪華な食事というわけにもいきません。

つきあいが長くなれば当然安くすませるということも出てきます。

例えチェーン店であっても、下手なコストダウンをせずに誠実な店作りをしている場合もあります。そんな店はやっぱり美味しいものを提供してくれます。

そんなわけで私が個人的にオススメするチェーン店でもウマイ店を紹介します。

大戸家
いわゆる定食屋さんだが女子一人でも入れるオシャレなお店。そして信じられないようだが全てのメニューが旨い。 手作り豆腐は毎日店で手作りしている。使っている大豆は北海道産「トヨマサリ」にオホーツク海から精製した天然にがりを使用。 店内で削ったばかりの枕崎産鰹節と一緒に出てくる。ハズレがひとつもない。意外と知らない人もいるかもしれない。定食屋さんかぁ…とちょっと後ずさりしちゃう女性にもオススメ。 『大戸家へ行こう!』と誘ってくれる素敵キャバ嬢さんは確実にポイントが高くなるのだが、うーんいないよねぇ。

Coco壱番屋
毎月1回はビーフカツカレーを食べに足を運ぶ。ここは大鍋じゃなくて小さい鍋に入れなおして一品一品ちゃんと作ってるんだよね。

ロイヤルホスト
黒×黒ハンバーグはマジでやばい。街の小ジャレたハンバーグ専門店で食べるくらいならロイホで食べる…のだが近所のロイホが閉店しちゃった。 どうしよう。個人的には某女性との食事に使っていた思い出のある店舗だっただけに大変悲しい。

和幸
ごはん、みそ汁、キャベツがおかわり自由という食べ盛りの若者男子には夢のようなとんかつ屋さん。 キャベツの水分やドレッシングでカツの衣が濡れないように、カツは鉄網の上に乗せて皿から浮いた状態で出す粋な計らい。

サンマルク
札幌中島公園そばにある店しか行ったことがないんですが、焼きたてパン食べ放題というパン好き女子を刺激するカフェ。 そんなに食べられるもんでもないんですがコストパフォーマンスは滅茶苦茶高いです。

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