すすきのに全然顔を出していない私ですが、先日つきあいで某スナックに行きました。 実は現役時代(?)はキャバクラよりもスナックで過ごしていた時間の方が多かったのです。 何といっても安いしね。そこで今回はスナックとキャバクラの違いに見る、水商売で働く女性と恋する客との温度差について語ります。

スナックとキャバクラの違い

当然、指名制とか値段とかシステム的な違いがあるのですが、ポイントはそこではありません。

キャバクラでは、お気に入りの女性の他の客に対する接客を目にすることがほぼありません。客が店に入ると同時に『ご指名は?』と黒服に聞かれますよね。 『○○○いる?』と答えると黒服は付回しにインカムで連絡。すると「○○○は今5番テーブルで指名入っているから対角線上の10番テーブルに案内しとくか…」と考えて、 死角になっている席へと案内します。隣同士のボックスで指名がかぶっているということはまずありません。

だからキャバクラの店の構造というのはパーティションを設置してあったり、花や水槽で敷居を作ったり、入り組んだ形にしたりして、なるべくプライベートな空間 を体感できるような造りにするのが王道です。佐々木希がキャバ嬢役で出ていたドラマのように滅茶苦茶明るい照明でワンフロアが全部見渡せるなんてのは ありえない話です。

ですから指名している嬢さんが他の男性の相手をしているところが例え視野に入ってもその会話の内容まで聞き取れないってのが通常です。

でもスナックはそうじゃないです。

指名制でもマンツーマンでもないのがデフォルトなので、カウンターで飲んでいるとちょっと放置されたりもします。

当然、お気に入りの嬢さんがいたとしても自分だけを相手にしてくれるわけではありません。他の客との会話は当然耳に入ってきます。 と同時に当然他の客がどういう会話をしているのかもわかってきます。『あーそれは水商売を差別した発言だと思われないかな?』とか 『その話のどこが面白いんだよ!』と思わずツッコミを入れたくなります。さらに入れ替わりで色んな女の子が接客してくれます。

スナックはそういうカオス的な状況を楽しむところでもあります。また、気に入った女の子が出来たとしても、べったりマンツーマンで 会話できる機会が少ないので、親しくなるにはある程度の時間を必要とします。 当然、同伴やアフターもありません(系列店に行くことはあります)。さらに彼女たちにノルマはないのでメアドやLINEのID交換 なども強制ではありません。確かに人気商売で女としてのプライドもありますが積極的に客に営業をかけることはまれです。

なので、もし口説くにしても結構な時間がかかります。さらに言うと、最初はこの子そんなに好きじゃなかったけど話してるうちに好感を持つように なったとか、逆に何だか最初の印象と違って性格がキツく思えてきた、というようなこともあります。

キャバクラでの勘違い

スナックと違って、キャバクラはある程度お気に入りの女性とのプライベートな空間や会話時間がある程度保証されています。 まあこれが罠なんですけどね。

まあ指名のきっかけなんてのは単純なもので、同僚や友人に連れられて店に来て、たまたまついた女の子が可愛くて会話も弾み、 次に一人で店に来て指名してみたら凄く楽しかった…みたいな容姿と会話とお酒のコンボ技にやられたってだけです。

さらに、本指名するとメアド・LINEのID交換、同伴で一緒に食事に行けるという特典がついてきます。

ここで問題なのは、客であるあなたにとって彼女は唯一の存在であっても、彼女からすればあなたは大勢いるお客さんの一人でしかないという 事実に気づきにくいということです。

「今日は大好きなお笑いの話で盛り上がった」とあなたが思っていても、他の席で「今日は日ハムの話で盛り上がったぜ!」と思っている オヤジも確実にいるのです。

お気に入りの彼女はあなただけの存在ではないのです。

何度も言いますが、キャバクラ嬢というのは「職業」です。プライベートで会ってるわけではありません。 お金を払って会いに行ってるわけです。

彼女が人気があるという事は、誰にでもわけへだてない疑似恋愛空間を提供できる(している)ということです。 もしくは天然でそれが出来ている。あなたと同じ接客を受けている客も、同じ話を聞いている客も他に多数存在します。 当然、彼女のことを好きになって悶々と悩む客も他にいるのです。

だから彼女は店で上位にいるのです。そういう仕事です。

楽しい時間を共有できていると感じていることもあるでしょうが、それは彼女が仕事として「お客さんに楽しくお酒を飲んでもらいたい」という努力の 上で成り立っているのです。

すべてのキャバ嬢さんが色恋営業をかけているわけではないですし、結構フランクな感じで接してくれる嬢さんもいますが、 あくまで彼女たちは人気商売であって、人気がなければ立場も待遇も悪くなる商売なのです。ある程度の努力やサービスは誰しもがやっています。 天然で人気があって商売できる一部特権美女を除いては…。

キャバクラ嬢と客の温度差

だから、あなたが何かしらの期待を持って『いい感じで進んでいる』と思っても、実際はそうでもなかったりするのがデフォルトなのです。

ぶっちゃけ、なぜキャバクラで恋愛が成立しにくいか?というと、客が好意を寄せて接してくるのは日常茶飯事であり、 それをいちいち真に受けていたら仕事が成立しないからです。

ベテランになればなるほど、今まで何回も客から告白されたり、好意を寄せて接してきながらも口説けないとわかると店に来なくなる客がいたり、 という経験をしており、現在もある程度の高い熱量でもってアプローチしている客を抱えているはずです。

だから早い段階で『すっげータイプ!』とか、たびたびプレゼント攻撃をしたりとか、必要以上の好意をアピールすると、 『あーまたこんな感じの客捕まえちゃったよー』と警戒されるに決まってるんです。

大抵の客はやりすぎちゃうんです。まじで絶対に下心をみせず、口説かず、同伴もアフターもせず、メール交換もしないで黙って1年間通い 続けた方が何かしらの効果が出るかもしれません。実際、私の元祖オキニさんとはそれでドラマが始まりましたから。 つまりまったく誘ったり口説いたりしてこないので他の客との差別化が自然と出来ていたという話。

スナックへ行ってみる

キャバクラはめぐまれすぎているんです。簡単に電話番号もメアドも手に入るじゃないですか? 同伴で一緒に食事に行けるじゃないですか?システムに甘えてデレーってなってる危険性は常にあります。 男性という生き物は思いのほか単純ですから、何度か指名するうちに、お金を払っているから彼女と会えるという現実を忘れて、恋人と会っているかのような錯覚を起こしてしまいます。

もし、あなたがスナック未体験でキャバクラに通っていて好みの女の子がいるなら、一度スナック・パブクラブへ行ってみるのをおすすめします。

20代の女性10人ぐらいアルバイトも含めて常にいる感じの大きさの店がいいです。 スナックというカオスのなか、たくさんのお客さんがいるなかで、いかに自分に興味を持ってもらって女の子と親しくなっていくかという 技量を習得していくのも必要なんじゃないかと思います。

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