不潔・ネガティブ・不自然・距離感が掴めない、ってのは非モテの理由なんですが、さらに言うとそれでもキャバクラでモテないのは自分の利益ばかり優先 しているからです。
では、『自分の利益を優先する』とは具体的にどういうことかというと
自分中心=利己的
[モテないくんの例その1]
Aさんは広告代理店に勤めるエリートでイケメン。趣味はワインを集めること。自宅にはワインセラーもあります。
キャバクラではいつもワインの話ばかりしています。『こんな美味しいワインが手に入ったんだよ!』と指名嬢にもプレゼントしています。
同伴はやっぱりフレンチやイタリアンが多い。
そんなAさんですが、意外と照れ屋で変にプライドが高いこともあって相手を上手く褒めることができません。
そのせいか女性に対しては結構ぶっきらぼうだったりします。
[モテないくんの例その2]
Bさんは会社の同僚に連れられて、とあるキャバクラへ。そこでたまたま席についたR嬢に一目惚れ。
翌日、一人で店に現れて早速R嬢を本指名。メールやLINEを交換し、近々に同伴する約束を交わします。
Bさんはすっかり有頂天。「食べログ」で評価が高くてお店に近い店を調査。『●×△寿司』に行こうと考えます。
『彼女は喜んでくれるだろうか?』
ただ問題はBさんがここのところ出張続きでいつ彼女に会いに行けるか予定がたたないこと。
ところが、ある日の出張先でのBさんの仕事が意外と早く終わることに。『今から新幹線に乗れば夕方6時にはつくから・・・』
とR嬢に「急だけど今日同伴出来ないか?」と電話をしました。
[モテないくんの例その3]
Cさんは20代で若くしてIT関係の社長。英語も堪能でさわやかなイケメン。接待でちょくちょく某キャバクラ店を使用しています。
羽振りのよさをわかっているホステスさんは何とか自分の指名客にと必死です。そこでたまたま横についたM嬢が
『ゴルフ私もやりたいんでクラブとか色々選んでくれますか?』とホステスさんの方からいきなり休日デートに誘うという荒技をしかけて
見事OK。ところが、当日現れたCさんの服装にビックリ!『30年前のプロ野球選手の休日』みたいなスヌーピーがでっかくプリントされた超ダサイ上下ジャージ姿だったのです!
[解説]
本来、人間というものは自分の利益が最大になるように動くものですが、それを主張し過ぎると『利己的』と言われます。
Aさんも自分の利益ばかり優先している人です。自分が好きなワインの話をし、自分が贈りたいものをプレゼントし、
自分が行きたいところに彼女を連れていくのは、まず最初に自分ありきで考える人だからです。
恥ずかしくて相手を上手く褒めることが出来ない、というのは「恥ずかしいから」という自分の気持ちを優先しているのです。
お金を持っていてイケメンなのにモテないのは、ワインのことばっかりでちょっと気取ってるし、
その割には女性に優しくないし何か冷たい人だよね、と思われているからです。
Bさんは全く相手のことが見えていないし相手の都合を考えていません。
出会ったばかりで急な用事の電話をしたり、相手の好き嫌いも聞かずにお店を一方的に決めています。
自分の利益を優先しているのです。
Cさんの場合は、「自分の着たい服を着る」ってことなんだけど、ファッションがダサイ男を横に並べて歩きたくないってのが女性の本音。
いったいどこで売ってるのその服?って思われるような特異なファッションはやめましょうね。
いくら軍事オタクでもミリタリーウェアばっかりとかね。ちなみにミリタリーウェアはまったく女子ウケしないファッションでもあります。
男性が好んでするファッションと女性に好かれるファッションは全然違います。
女性に対して、食の好き嫌いを聞くことなく、店をチョイスする男性ってモテないですよね。 会社の2次会でも上司に『俺は今日は牡蠣が食べたいんだよ!』と問答無用でオイスターバーに連れていかれた経験があります。 女性もいたんですが牡蠣嫌いだったらどうするつもりだったんですかね? こういう人を「自分の利益ばかり優先する人」といいます。
どういうわけだか知りませんが、飲み屋では自分の利益を優先する人でいっぱいです。 昔、私が通っていたスナックでも『じゃがいもが好きだと言ってたから持ってきたよ!実家から送ってきたんだ!』 とダンボールいっぱいのじゃがいもをプレゼントした客がいたんですが『おいおい、どうやって持って帰るんだよ!』 と呆れたことがあります。これを私は「好意の押し売り」と呼んでいます。
「好意の押し売り」で自分に好意を持ってもらおうという姑息な手段をとる客がいっぱいいるのです。
逆に相手の利益を優先させられる人は必ずモテます。
「相手を上手く褒められない」「レディファーストの行動ができない」というのは自分の都合です。 相手の利益を優先するのであれば、この2つだけでも結構いけます。あまりオススメしないですけど、いろんな店で気に入った女性を指名して 『すっごい美人だねぇ』『なんでそんなにカワイイの?』『こないだよりまた美人になったんじゃない?』と歯が浮くような言葉を浴びせ続け、 同伴でもレディファーストを徹底していけば100人中一人ぐらいは真に受けて口説けるかもしれませんよ。
社会的交換理論
人は自分に何かいいことをしてくれる人に好意を持ちます。 そしていいことをしてくれる人には必ず自分もしてあげようと思います。 これを心理学では『社会的交換理論』と呼びます。
例えば、隣に住んでる弁当屋のオバチャンが独身で一人暮らしのあなたにお店であまったオカズをしょっちゅうくれるとします。 いつも貰ってばかりでは悪いのであなたもオバチャンに何かしてあげようと思いますよね? 貰ってばかりだと心理的負担が増すので、何かしてあげることで解消しようとするのが人間です。
このバランスが崩れると必ず関係が破綻することになります。
ここであなたがおばちゃんから貰ってばかりで「いつもすいません」とお礼だけで何もしないとします。 すると「あのお兄ちゃん、これだけ私が世話してあげてんのに・・・たまには私の店で弁当でも買っていいものだけど?!」と思うわけです。 相互のコストに見合った報酬がないと関係がギクシャクするのです。
あれ?これってキャバクラでもよくある話ですよね?
お金と時間を長いことかけて店に通っているのに彼女は店外デートにすら応じてくれません。 「これだけ長い間、店に通ってるのになぜなんだ!」とキレるか、告白という最終手段に出てバーストしちゃう。
ところがキャバ嬢さんからすれば金貰ってキモイおっさんと話してるのだから十分コストにあった報酬ということになり心理的 負担はあまりないのです。それに口説いてくるお客さんの期待する見返りには100%応えるわけにもいきません。 それはあくまでサービスの外ですから。それに結果を求める人は「自分の利益ばかり優先する人」になります。
キャバクラをクレーンゲームに例える人がいましたが、私が例えるなら「全然出ないパチスロ店」です。 全台設定1の超低設定(爆)。ほとんどの人が負けて帰っていきます。『全然でないじゃないかよ!?どうなってるんだ!』 と怒る人さえいます。この店ダメだぁ・・・と思った客は二度と来ません。パチスロ店に金を儲けるために通う人は見返りとか結果を求めるのでそうなります。 ところが単純にパチスロをゲームとして楽しむ人がいるんですね。私です(笑)。『ジャギ戦で負けたぁwwwwwwwww』とか 『オハヨウ剛掌波は勘弁wwww』みたいな(爆)、結果にはこだわらない。4号機消滅でパチスロやめたので例えが古いね。
ここで私の初代オキニさんの話をします。
店のシステムと慣習上、電話番号やメールの交換がなく、同伴やアフターなども存在しないお店で勤務していたのがM嬢。
月に2、3度の頻度で口説かずにただひたすら黙って店に通い続け1年が経過したある日。M嬢『そろそろこの店に通って1年ぐらい経つんじゃない?』
でか『そうかな?』M嬢『じゃあ、1年間通ってくれた記念に何かプレゼントあげるよ!』そもそもお店の女性を口説くという発想すらなく単純に
楽しんでいただけなんですけどね。彼女からすると大抵の男は私を口説きにかかるのに何もしてこない自分に興味を持ったそうなんです。
本当に下心なしに見返りや結果も求めず、LINEやメールは「苦手なので」と連絡手段に留め、同伴やアフターもせず、 ただ1年ぐらい黙って通い続ければ何かドラマが始まるかもしれません。
相手の利益を優先する
人は自分に何かいいことをしてくれる人に好意を持ちます。 そしていいことをしてくれる人には必ず自分もしてあげようと思います。つまり「相手の利益を優先」すれば かならずモテます。
では、『相手の利益を優先する』とは具体的にどういうことかというと
私が常々「リサーチが大切」と言ってるのは、これがわからないとどういう行動を取っていいか困るからです。 例えば、本名とか住んでる場所とか履歴書的情報も大切かもしれないけど、内面的なことがわからないとどうにもならないんです。
相手が何を求めているか観察する・情報を集める。 相手が嬉しいと思うことをどれだけ積み上げられるか?その量が一定まで貯まると女性は恋にオチるのです。
仮にお金持ちとイケメンであれば『豪華なデートが出来て嬉しい』『イケメンを連れて街を歩けて嬉しい』という基準点が高いので有利なのです。
キャバクラにおいて客のつまらない自慢話や趣味の話なんて1円の価値もないんです本当はね。 変な話ですけどキャバクラはキャバ嬢さんの話を客が聞いてあげる場所なんです。
プレゼントにしても、彼女が好きなミュージシャンのCDやDVDとかいうのは私からするとリサーチ不足。それくらいはみんなやってます。 私がやるのは『お母さんへプレゼント作戦』です。彼女の母親が欲しいもの・彼女の母親が集めているものの情報を入手して「これ、お母さんにあげて!」 ってやるのです。母子家庭で育った女性も多いので効果は絶大です。
実は『店外デート』が大事って言ってるのは、これらのことが全部出来ちゃうんですね。同伴だと半分ぐらいしか出来ない。 店内だけだとすることがかなり限定される。
まず会ったら最初にファッションを褒めます(相手を上手く褒める)。 ここで今日は体調は大丈夫か?とか寒くないか?とか彼女のコンディションを気づかってください。 場合によってはプランの変更を余儀なくされることもありますが落ち着いて(相手の都合を考える)。 次にセレクトショップに彼女を連れて行って自分の服を選んでもらいます(相手に合った服を着る)。何せ彼女自身が彼に着てもらいたい服を選んでいるので 文句はありません。 そして彼女が行きたかった美味しいパスタが食べられるイタリアンのお店に行きます(相手が行きたいところへ連れて行く)。 彼女に積極的に話してもらうようリードしましょう(相手が話したいことを聞いてあげる)。頃合をみて、『お母さんへプレゼント作戦』です(相手の欲しいものを贈る)。 店外では常にレディファーストを心がけましょう(レディファーストの行動を取る)。 ちなみに同伴や店外に関しては「同伴とアフターを考える」を参考に。
で、ダメならもうしょうがないじゃないですか?(笑)。まあこの経験は無駄にはなりませんよ。
初代オキニさんは私にこんなことを言いました。『あなたが私の客でよかったと思ったことが何度かある』と。 これを何回出来るかだと思いますよ。
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