たまにゲーセンでメダルゲームなんかをするわけですが、最近の遊戯台だとサーバに繋がったコンピューター機器だったりするので、 当然故障でシステムダウンなんてこともたまにはあるわけです。そんなときは「機械だからしょうがない」と思うのですが、 突然キレて店員に怒り出す人がいるんですよ。もう少しでJACKPOTいけるんじゃないか?みたいないいところでシステムダウンしたんで気持ちは わかるけど、まあびっくりするぐらいの怒り方なんです。それを見て思いました・・・「あーこの人は女性に絶対にモテないわ」と。

突然キレて感情を抑えられないってのは、女性が最も嫌う男性のタイプのひとつ。情緒不安定ってやつです。 そんな人はアドラーの心理学の本を読んで学んでほしいな、と思うのです。

アドラーって誰やねん

と、その前に、こういう心理学を扱った記事は実はアクセス数がそんなにあがらなくて、ダイレクトなアプローチを求めているのか?店外とか 同伴みたいな文言でみなさん検索をかけてくるんですが、心理学的なアプローチって凄く重要って話をまずしますね。

心理学で「単純接触の原理」というものがあります。
何度も会ったり話たりしているうちに、その人にどんどん親近感が強まっていくことを言います。 「最初はそれほどでもなかったけど、何度も会っているうちに好きになっていく」ってパターンです。 この心理がなければ、例えばキャバクラでは美人でスタイルがいい一部のホステスさんにしか指名が集まらないってことになって店がなりたちません。

この「単純接触の原理」ってのはやっかいなもので、店に通って特定の女性を指名し続けることで、客はどんどん惚れてしまいます。 ところが相手の方はそれほどでもありません。なぜなら客はほかにも沢山いるし、毎日不特定の男性と話をしているわけです。 お悩み相談の相談者の方に感じる「ホステスと客の熱量の差」ってのはこういうところなのかなぁと思うのです。

で、本筋を進めると、アドラーはフロイト・ユングと並び称される心理学の三大巨頭と言われてます。

「フロイトとユングは知ってるけど誰?」って思った人も沢山いると思いますが、知名度がいまいちなのは、 著作が少なくて、弟子もそんなにいなかったからです。それでも、フロイトやユングのようにちょっと頭がオカシイ感じ はなくて、至極まっとうな理論を展開する人で多くの心理学者が影響を受けたとされています。

amazonで本を買うのが習慣になっていて、リアル書店に行くことが極端に少なくなっている私ですが、 先日本屋さんに行ったらアドラーの本が何種類も出てたので、ドラッカーの経済学とかコトラーのマーケティング理論とかが流行ったから、きっとアドラー先生も かつぎだされたんでしょうね。

原因にとらわれず目的を考える

たとえば「私は子供の頃、虐待を受けていたから、つい人に厳しく当たってしまう」って人がいます。 トラウマってやつですね。ところがアドラー先生に言わせると『トラウマなんかに意味はない!』そうです。 同じように虐待を受けた人がいて「凄く辛かったから人には優しく接するようにしてる」という人もいるはずです。 このように「原因」だけが人を形成するというわけではないというのがアドラー先生の主張です。

「『キャバクラ恋愛相談室』を読んでも、自分はイケメンじゃないから女の子にはモテないよ」という人がいるとします。 原因=イケメンでない、ということですが、アドラー心理学では、「フラレてキズつくことをさけるという目的」のために、あえて行動しないのだ、というように考えます。 頑張って痩せたり、小奇麗なファッションをする努力をしても、キズつくことをさけるという目的のために、なんだかんだ他にも理由をつけて行動しないからモテないのだ!とアドラー先生は言うのです。

「どうしてうまくいかなんだろう?」と悩むよりも「どうやったらうまくいくのかな?」と言い換えてみること。

ひきこもりの人がいます。ひきこもっている原因は「対人関係が苦手だから」ですが、目的を見つめなおすと「ラクをして生活したいので、家にひきこもっている」 ということになります。では、どうすればラクをして生活できるか?と問いかけてみることで、次への行動へとつなげることができるのです。

怒りや涙は損をする

さきほどのゲーセンで機械が故障して怒っている人に『なんでそんなに怒るの?』と聞けば、「メダル大量獲得のチャンスが一瞬でふいにされたから!」 と言うでしょう。ところがこれもアドラー先生に言わせると怒るのが「目的」だからです。すなわち、怒鳴ってストレスを発散したいとか、 人を攻撃して黙らせたい、などの目的のために怒っているというのです。

怒っている本人にすれば「いや、ついついカッとなって無意識で・・・」というでしょうが、アドラー先生に言わせると 「無意識や感情ではなくて目的によって態度を変えているだけだ!」となるのです。

これは泣くことも同じで、泣けば相手が黙って物事が解決するだろうと思うから泣いた、となります。

怒りや涙は短期的には効果を発しますが、その場しのぎであって、やられた方はあとで相当ムカツクだけです。結局は損をすることになるのです。

では、怒りや涙などのマイナスの感情をぶつけられたらどう対処したらいいのか?

同じように怒ったり泣いたりしてはダメ。「あーこの人は怒りたくて怒ってるんだ」と冷静に対処すべきです。

もうひとつ、アドラー先生は自分の課題と相手の課題を分けて考えろといっています。

たとえば、意外と仕事が早く終わって、あなたが同僚たちから飲みに誘われたとします。 しかし、仕事が早く終わったから映画を見に行こうとあなたは思っていたとします。 この場合、あなたは誘いをことわりますか?それともしぶしぶ飲みに行きますか?

しぶしぶ飲みに行ったとしたら、それはみんなの機嫌をそこねると思ったからでしょう。 でも、あなたがことわったことで相手がキゲンをそこねるかどうかは相手の問題です。 軽く誘っただけで断られても全然気にしないかもしれません。つまり、相手の課題を抱え込むとストレスになるし、考えすぎるとかえって人間関係はこじれてしまいます。 特に相手がネガティブな感情を抱いているときに、それを自分が抱え込もうとしてはいけない!相手の人生を必要以上に抱え込まなくてもいいということです。

ドライな考え方かもしれませんが、下手に他人の問題に首を突っ込むと、どんどん疲弊してしまいます。 こんなことわざがあります。 「お腹を空かせた人がいたら、魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えろ」 結局、相手の問題の解決(魚をあげる)するのではなく、アドバイス(魚の釣り方を教える)をするのがベストということです。

ホメてはいけない?

ホメるのは口説きのテクニックのひとつだと思うのですが、アドラー先生は「ホメてはいけない」といいます。 ホメるというのは上から目線で人を評価するものであり、対等な関係とはいえない、というのが先生の主張です。 確かに、「キレイだね」「カワイイね」とホメられてばかりいるキャバ嬢さんからすれば、ホメ言葉は飽き飽きかもしれません。

そうではなくて物事のいい面に注目するということです。例えば、同伴につきあったとします。 『こうして一緒に食事が出来てうれしいよ』と自分のプラスの感情を伝えることです。 これを「アイ・メッセージ」といいます。例えば、なんだか元気のない部下がいるとします。 『あなた』を主語にすると「君はやる気があるの?」となりますが、これでは相手は反発してしまいます。 そうではなく『わたし』を主語にすると「こうしてくれると僕はうれしいんだけど」と伝えた方が人を動かすことができるという理論です。

そして『今日は、時間を作ってくれてありがとう!』と伝えること。『ありがとう』は相手の存在を認める最高の言葉なのです。

つまり、ホメてばかりではダメで『相手(物事)のいい面に注目する』+『アイ・メッセージでプラスの感情を伝える』+『ありがとう』の3点セットが重要。 他人にへつらったり、見下したりしてもダメ、人間はみな対等なのだ、というのが先生の主張です。

というわけで、長くなったので、次回は『アドラーに究極のポジティブシンキングを学ぶ』です。 ネガティブな人は絶対にモテませんが、じゃあどうやってポジティブ思考になるか?というのをとりあげます。

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