私のなかでは、職場ではまだまだ新人のT君は典型的な草食系モテない男子である。 彼はどうやら他部署の美人事務員Yさんのことが気になる様子。先日、エレベーター内で偶然Yさんと一緒になったときこんな会話をしていた。
T君『ちょっと風邪気味なんでマスクしてます。なんか怪しいですよね!』
Yさん『大丈夫ですか?気をつけてくださいね』 Yさんは心配そうにT君に声をかけ、ニコっと微笑みながら軽く会釈をしてエレベーターから降りていった。 T君は何だかわからないけれどご機嫌の様子。いや、今の社交辞令だから! 女子が男子に発する態度やメッセージはちょっとわかりにくいものであることがほとんどです。 それが好意なのか?只の社交辞令なのか?ここを勘違いして暴走してしまうと、それはそれで困った問題に。 というわけで今回は社交辞令と好意の狭間について考えてみます。

思わせぶりな女子の行動

まず、最初に言っておきたいのは、女子という生き物は団体生活や社会生活を送る上で、円滑にコミュニケーションが取れていたほうがいい相手には 男女関係なく日頃から挨拶をきちっとするし、本当はそう思っていなくても相手のことを褒めたりもします。 というのも太古の昔、男が狩りに出かけてそのまま死んでしまうこともあるわけで、近所周辺の人達と普段から仲良くしておかないと、 いざとなった場合に自分が孤立してしまうからです。つまり女子にとってはコミュニケーション自体が目的なのです。


だから、女子から優しいことばをかけてもらった、心配された、褒められた…といっても、それが好意からくるものとは限らないのです。 例えば、男性であるあなたが、朝会社に出勤し、エレベーターで一緒になった「顔は見たことあるけれど名前は知らない他部署の若者の男性」 に挨拶しますか?まあしないよね。あきらかに年上で役職がついてそうな年配男性には「おはようございます」ぐらいは言うかもしれないし軽く 会釈ぐらいはするかもしれない。ところが、女子というのは『あれ?この人は話したことはないけどうちの会社の人だよね?』 と思ったら男女関係無く「おはようございます」と挨拶します。そして何となく話しやすそうな人と感じたら「今日は寒いですね」とか 話しかけます。

そんな具合ですから、面識のある男性とならもう少し積極的なコミュニケーションをとろうとします。 お菓子の差し入れや、出張の際の飛行機のチケットに付箋で『気をつけて頑張って行ってくださいね!』などのメッセージが添えたりと 何かと気配りをします。これに好意があるわけではなく、あくまで集団生活をする上での女子の行動パターンで、 優しく気の利く女性なら誰でもやっていることなのです。

キャバクラで勘違い

そしてキャバクラでは、キャバ嬢さんは気配りが仕事みたいなもんですから、そりゃ自分のお客さんには優しくします。 『去年の今頃は風邪でダウンしてたんだから、寒くなってきたから身体には気をつけてね!』とLINEなんかを送ったりします。 すると客は『そんなことも覚えてくれてたんだ!』と感激したりしますが、まあそれが仕事なんでね。 『日ハムの応援に札幌ドームによく行くよ!』と話したら、『へー、私、札幌ドーム行ったことないんですよ。今度連れて行ってくださいよ!』 と言われたりしますが、反射的な返答であって本当に野球を観にいきたいわけでもないのです。 何とかして、このワンセットの時間を話を広げて楽しい会話でやりすごそうという…そのためには嘘もつくし猫も百匹ぐらいかぶる生き物なのです。


では、キャバクラでありがちの勘違いしそうなキャバ嬢の言動をあげてみます。

  • 季節の変わり目になると『風邪ひかないようにね』と体調を気遣うLINEが来る
  • どこそこに行ってきた(野球、サッカー、BBQなど各種イベント)と言うと『私も連れて行ってくださいよ』と言われる
  • 『●●さんだから特別だよ』『●●さんにだけ言うけど』と自分だけ特別扱いするようなことを言う
  • さらっと店外っぽい誘いをしたら『うん、いいよ』とあっさりOKがでる
  • 『へー、凄いアタマいいんだねぇ』『すっごい筋肉ムキムキだねぇ』『そういう優しいところがいいよね』とやたら褒められる
  • 毎度、言ってますが「言葉は信じられない、信じられるのは態度と行動」です。ぶっちゃけ、店の外で個人的に会えないような女の言う ことなんか信じちゃいけません。店の外で会えないならそれは全て社交辞令と捉えるべきです。 ここで考えてほしいのはキャバ嬢さんは、他の男性にも同じ言動をしているという点です。 正直、水商売を1年ぐらい経験すると思わせぶりな態度をしつつも男性客からの誘惑をさらりとかわす、というようなことが自然とできるようになります。 だから、もしキャバ嬢さんに優しく気遣ってもらったら、それが自分だけに発せられたメッセージなのか?ということを今一度振り返って考えてみてもらいたいと 思うのです。そして、実際になんらかのアクションがあったかどうか? 風邪をひいていたり、体調がよくないときに『大丈夫?』と心配そうに声をかけられた、という言葉だけでなく、 黒服さんに栄養ドリンクを買いに行かせて差し入れを貰った、みたいな具体的な行動があるべきなのです。 実際に店外の話をしてOKを貰っているのに話がその場限りで終わったり、はぐらかされたりして実現しない、というのではそれはやっぱり社交辞令なのです。 さらに面倒くさいことに『お客さんとしては好き』なんだけど、男性として好きかといわれるとそうでもない、という複雑な感情を持っていたりもします。


    そして言葉だけのコミュニケーションはやがて綻びをみせるようになります。

  • 自分は結構プライベートな情報を明かしているのに、彼女は自分のことをあまり話したがらない
  • 自分からプレゼントするばかりで、彼女からはお返しのようなものがひとつもない
  • 彼女はとても明るい人なのだが、いつもふざけてばかりで本当はどういう女の子なのかさっぱりわからない
  • 休日に飲みに行くとか約束が一向に実現されない
  • 休日の予定がいつも決まっていて誘っても断られる
  • ある程度、日数がたってもこんな感じだと、これはもうマンネリで何も進展がないと考えたほうがいいかも…。


    キャバ嬢さんは自分のお客さんには優しくするけれど、それに一喜一憂せずに、それがその場限りの優しさかどうか?ってのはちゃんと確認しほうがよいと思うのです。

    ⇒⇒⇒ ★元キャバ嬢が伝える!~97.8%の女性が女心を刺激され、恋愛対象として意識してしまう恋愛会話術
    photo
    モテるメール術
    白鳥 マキ
    ダイヤモンド社 2016-12-09
    売り上げランキング : 2259
    評価

    by G-Tools , 2017/02/25