日経BP関連の雑誌を結構見ているわけだが、最近見た日経ビジネスのタイトルが強烈だった「寝るな日本人」。 産業界で蔓延する人手不足への懸念。だが、その心配はなくなるかもしれない。 人材不足を心配する必要がないほどの勢いで、内需市場が縮む恐れが強まってきていて、 それが顕著なのが夜の市場なんだそうな。 ススキノや大阪のミナミ・北新地が相当やばいらしい。歴史上、「夜の経済」の消滅は国の衰退の始まり。 そこでこんなタイトルをつけたわけだ。

というわけで今回は、口説きネタはなしで、そんな「夜の経済」の衰退事情を特集した「日経ビジネス」の記事の紹介と思ったことを グダグダと述べます。

日本人がいない歓楽街

「日経ビジネス」によると ススキノでは中国語学習ブームが起きているらしい。人手不足で接客スタッフを応募しても集まらないから中国人 を雇うしかないのだろう、と思ったらそれは違う。むしろ、人は余っている。では、なぜ中国語が必要かというと、 とにかく日本人の客が信じられないくらい減ってきて、その分、中国人観光客を増やさないと店が成り立たないらしい。

とはいえ、中国人観光客をとりこめば何とかなるわけではない。 北海道への外国人観光客は10年前の3.8倍で、札幌全体が多くの観光客でにぎわう。だが、札幌に宿泊する外国人観光客 の夜は早く、風俗業など深夜帯の売り上げに依存する業種には恩恵が少ない。 実際、夜10時以降のススキノは人影まばらというぐらい人がいない。

確かに、日本は少子高齢化が進んできているのだが、理論値を遥かに超えるぐらい客足が少ない。 大阪の「ミナミ」でも、江崎グリコの看板で有名な戎橋付近では、午後7時を過ぎると日本語はほぼ聞こえず、 街を埋め尽くす人の9割以上は中国人なんだそうな。

「ミナミ」はまだ中国人観光客の深夜帯の利用があるようだが、「北新地」は相当やばいらしい。 外国人観光客を積極的に受け入れていない「北新地」では午後9時を過ぎると街は閑散とし、 年間150店ペースで閉店が相次いでいる。

みなさん、実感が湧かないでしょうが、札幌の駅周辺、大通り、狸小路商店街などの繁華街エリアでは、信じられない くらい中国人観光客で溢れています。ここ数年で繁華街へのドラッグストアの出店は異常に増え、さらに「KitKat」専門店 まで出来ました。いかに中国人観光客を取り入れるか?が繁華街のテーマになっているんですね。

夜の消費がないとやばい

人口が減っている以上、一定の内需減少はしょうがないにしても、理論値以上に夜に誰も消費してない! ってなると夜の街ススキノはやばいです。

歓楽街で風俗店やキャバクラやスナックなどの飲み屋が減少すると「負のスパイラル」で色んな業態に影響が出ます。 店が潰れて店舗減少が起きると不動産需要も減少します。歓楽街に来る人がいないと飲食店の売り上げも減り、 アルコール消費が減ると、酒販店にも影響が出ます。夜遅く飲み歩く人がいないとタクシーの売り上げも落ちます。 ススキノ南部周辺のラブホテルやファッションホテルはデリヘルと連携して売り上げをあげている部分があるので ホテル業界にも影響します。夜出歩く人が少なくなるとカラオケ需要も少なくなり、カラオケ機器市場は 人口減少を遥かに上回るスピードで縮小ししている。

ススキノで昼間営業しているのは風俗店とROUND1とコンビニぐらいですから、ほとんどの店が夜営業。 ニッカの看板で有名なすすきのビルに隣接している第2グリーンビルの9Fにネットカフェがあって、よく利用するんですけど、 このビルもテナントがそんなに埋まっていない。主に小規模なスナックや飲食店が減っているように思えます。

つまり、夜に人がいないってのは、この街にとって致命的。そして、この街の売り上げに依存している業種にも影響が出て、 「夜の産業」だけでなく「昼の商売」にも影響が出て、 街の経済全体が縮小するというわけです。

夜の経済が縮小する理由

「日経ビジネス」によると、様々な理由が複雑に絡んでいる事情を述べている。

  • 人口減少と高齢化
  • 接待費の縮小
  • 残業代のカット
  • 恋愛文化の消滅
  • SNSの発展と居住環境の進化
  • 流通網の変化
  • 健康志向の高まり
  • 消費のソロ化
  • などをあげている。

    やはり、一番の理由は若者が消費をしなくなったということだと思う。給料が減っているから、わかりやすいところから削っていく。 飲食と恋愛はお金がかかるから、夜出歩かなくなる。コミニケーションは居酒屋やBARに行かずにスマホのSNSですます。 国立社会保険・人口問題研究所が15年6月、18~34歳の独身者5276人に実施した調査によると、 交際相手のいない人の割合は男性で約7割、女性では約6割だという。そりゃ、恋愛する気がないなら、服だってユニクロで安くすますし、 車は必要ないし、オシャレなレストランで食事する必要もないし、BARでお酒を酌み交わすこともないわけだ。

    寝るな日本人

    夜の経済が急速に縮む中で企業が出来ることは何か?とういうと昼に経営資源を集中するか「新興国の夜」を奪いに行くしかない。 24時間営業が当たり前だった大手ファミレスのロイヤルホストが24時間営業の見直しを始め、 今年2月全店舗の24時間営業をとりやめた。実際に深夜時間帯を放棄してもさほどの影響はなかったようだ。

    日本の夜間市場の停滞に危機を感じた企業のもうひとつの戦略が「新興国の夜」を奪いに行くことだ。 札幌を中心に焼き鳥専門店などを88店舗運営している伸和ホールディングスは ロシアのウラジオストクに「炭火居酒屋炎」を開店させた。 ウラジオストクには親日家も多く、日本料理も人気があり、富裕層が着飾って焼き鳥を食べに来ており連日満席が続くという。

    昼間に資源をシフトし、「新興国に進出」しても、企業は生き残るかもしれないが、街全体の活気は取り戻せない。 夜が静かな都市が栄えた試しはない。そこで「寝るな日本人」というわけだが、結構難しい問題ですね。 ススキノでもここ10年景気のいい話を聞いたことがない。 飲み屋関係で言えば、高級クラブは少なくなり、ガールズバーが増えた。 街に落ちる金は確実に減っているはずだが、夜の女性向けの求人誌や求人サイトは逆に増えている。 完全に人あまり供給過多になれば賃金の値崩れが起きる。稼げる人は稼げるが、それはごく一部の人だけなんだろうなぁ。

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