4月というと新入社員が入ってきた職場で働いている方も多いと思いますが、近年は残念なことに期待した新人がすぐに 辞めてしまうケースも少なくないようです。 入社後3年以内に中卒7割、高卒5割、大卒の3割が辞めてしまうそうです。 それどころか実は1年以内に結構な数の人が辞めているようです。 厚生労働省の調査によると入社社員は1年以内で約5万人、つまり「10人に1人」が会社を辞めています。 しかもこの傾向は結構長く続いています。

企業の採用増と少子化で超売り手市場の今は、若者の早期離職にいっそう拍車がかかっていますが、 新人の扱い方にはコツがあるのです。というわけで今回は新人とベテランの扱い方について考察します。 もちろんキャバクラの話です。

自己否定と承認欲求

一般企業で、新人がすぐに辞めてしまう理由は「仕事が合わない」「勤務条件がよくない」ともっともらしい理由があがりますが、 この考えに至るまでの根本の理屈は自信の喪失です。

新入社員の場合、経験がなく未熟、かつ今までとまったく異なる環境に置かれているわけで、そのなかで 自分がどれくらいの力を持っているか?周囲からどれだけ評価されているか?という判断が不明瞭なわけです。 そんな状況で、ちょっとしたことで失敗して上司に怒られたり、成果が上がらなかったりすると、途端に 自信を失ってしまうのです。さらに運悪く、キツイ指導の上司だと結構簡単に心が折れてしまいがち。 そういった中で客観的に自分を評価することは困難です。「自分はこの仕事に向いていない」と思ってしまうのです。

新人のキャバ嬢さんも同じです。自分がどれだけ売り上げをあげられるのか?どれだけ周囲に受けいれられるのか? はとっても不安です。キャバクラの場合、新人には担当の黒服がつきますが、小言ばっかり言われて全然頼りにならない、という ケースは多々あります。そこで、ちょっとヤバめの客がついたりすると適当にかわすという技術を持たない新人は メンタルをやられちゃう。

そんな自信を失いがちな新人さんを辞めさせない方法は『褒めてあげる』ことです。 ちゃんと役に立ってるよと。結果が出ていなくても、今は結果が出てないかもしれないけどトライすることに意味があるんだよ、 と前向きな評価をすることです。「自分は必要とされている」という承認欲求を満たしてあげることです。

新人キャバ嬢さんにも『今日は楽しい話が出来たよ!ありがとう!』『○○ちゃんは面白い子だね!きっと人気出るよ!』 と、とにかく何かにつけて褒めることが大切。そうすることで「自分は必要とされている」という感じさせることが出来るのです。

マンネリが起こす予測性

そんな新人キャバ嬢も1年も経てばすっかり仕事に慣れてしまい、3年もすれば立派な猛獣使いに変わります。 すると褒め言葉にもすっかり慣れてしまうので効果は全然ありません。しかしながらベテランになってしまったキャバ嬢さんにはまた別の問題 が発生するのです。それは「マンネリが起こす予測性」です。

何といってもキャバ嬢さんは1日に数人の男性客と会話をするわけです。さらに指名客が増えるにつれて「あ、こういう風に口説いてくるのね」 「あーまた、このパターンやぁ…勘弁して!」と相手の行動が予測できてしまうのです。 大体、ロクな客があんまり来ないキャバクラでは男性の口説きパターンなんて限られるので、大抵の口説きには慣れている。 客対策マニュアルは彼女の頭の中で既に完成しているのだ。 そこで、あまりに相手の行動が読めると全然面白くないのである。どんなにイケメンの客でも99.9%の確率で予想どおりのことしか起こらないのでは 飽きてしまうわけだ。私が他の客と同じことはするな、と言っているのもこういう理由である。

『今度、美味しいフレンチをご馳走するよ!』と言っても一般OLさんには有効かもしれないが、その言葉はキャバ嬢さんは数十回聞いた言葉。 だからキャバ嬢さんに有効な行動は「新奇性」である。彼女にとって目新しい行動を相手がとってくれることだ。

つまり、たまには彼女の予想を裏切るような行動を心がけたい。例えば、同伴でも毎回焼肉では芸が無さ過ぎる。 最近はVRアミューズメント施設なども増えているのでVR体験を楽しんだり、リアル脱出ゲームなど、食事がメインではない アトラクションにたまに誘ってみるのもよい方法だ。金持ちオヤジにはこの発想がないので、この行動は目立つはず。

スポーツを通じて知り合ったカップルはうまくいく

テニスやゴルフなど共通の趣味のスポーツを通じて付き合うようになったカップルやその後、結婚するまでに至った夫婦がいるという 話を聞いたことあるよね?

これは本当の話で、心理学的にも運動をした後というのは体が温まってロマンチックな感情を持ちやすい。 『ひと夏の恋』っていうのも、暖かい夏は恋愛しやすい季節だという証明なのです。

というわけで運動オンチな彼女をスポーツに誘うのは決してオススメはしないが、もし彼女の趣味がスポーツならそこに乗っかってしまうのも有効だ。 「私、スノボが趣味なんだよね」と言うキャバ嬢さんがいたら、「俺もやってみたかったんだよね!こんど教えてくれる?」と言ってみよう。 これも「新奇性」のひとつである。

スポーツがそんなに得意じゃない人でも、ボルダリングやシューティングゲームとか軽い運動でもいいので誘ってみるのもよい。

類似性の法則

仕事でたまたま知り合った女性と出身地が同じだったとしたらどう思うだろうか?
「私、札幌出身なんですけど、この東京の独特の寒さには全然慣れないんですよね」
「え!?○○さん、札幌出身なんですか?僕もです!」
「本当ですか?どこに住んでました?」
「円山です。北海道神宮の近く。」
「えー懐かしいなぁ…神宮の近くに美味しい中華屋さんありましたよね?よく行ってたなぁ」
と会話が盛り上がるのは間違いない。

人は自分と同じ共通点を多く持っている人ほど好意を抱きやすい。これを「類似性の法則」という。 いわゆる「似たもの同士は仲がよい」という法則である。 前述の共通の趣味というのも同じ要素である。
「私、実はこう見えても料理が得意なんで、最近はオムライス作りに凝ってます」
「俺も料理結構するよ!土鍋で炊き込みご飯作ったりとか、こないだは思い切って鯛飯作った」
「えー、意外ですねぇ」
これまた会話が弾むのは間違いない。

というわけで指名をする時に、一目惚れではなくて、どれだけ自分と共通する点があるか?で選ぶというのは結構有効な戦略なのだ。 好きなお笑い芸人が一緒とか、二人ともスープカレーが好きとか、できるだけ沢山の共通点のある女性を選ぶ。 キャバクラではなかなかこの方法は難しいが、色々な女性と会話できるパブ・スナックでは使える作戦だ。

キャバ嬢さんは客だから話を合わせるが、いざプライベートとなると、共通して盛り上がる話題がないと結構間がもたないし退屈 だと感じてしまうもの。何かの目的があって一緒に楽しめるものがないとよい関係は継続しにくいものです。

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by G-Tools , 2018/04/06